安全衛生責任者とは?職長であれば安全衛生責任者になれるのか

建設業では安全衛生責任者という肩書を持っている人がいます。

その安全衛生責任者とはいったいどのような人なのか、また、職長とは違うのかについて説明します。

安全衛生責任者とは?職長であれば安全衛生責任者になれるのか

安全衛生責任者とは?

安全衛生責任者とは、労働安全衛生法で定められている講習を修了することにより、資格を取得することが可能です。

安全衛生責任者は主に建設業と造船業で必要とされる資格です。

労働安全衛生法において、

「元方事業者は統括安全衛生責任者を選任し、関係請負事業者は「安全衛生責任者」を選任して、その旨を元方事業者に遅滞なく通報するとともに、定められた職務を行わなければならない(安衛法第16条)。」

と定められており、専用の講習を修了していないと罰則があります。

安全衛生責任者教育で学ぶ内容は「安全衛生責任者の職務等」、「統括安全衛生管理の進め方」など以下の通りです。

安全衛生責任者教育の受講内容

講習科目 講習時間
作業手順の定め方
労働者の適正な配置の方法
2時間
指導及び教育の方法
作業中における監督及び指示の方法
2.5時間
危険性又は有害性等の調査の方法
その結果に基づき講ずる措置
設備、作業等の具体的な改善の方法
4時間
異常時における措置
災害発生時における措置
1.5時間
作業に係る設備及び作業場所の保守管理の方法
労働災害防止についての関心の保持及び労働者の創意工夫を引き出す方法
2時間
安全衛生責任者の職務等 1時間
統括安全衛生管理の進め方 1時間

建設業では、職長と安全衛生責任者を兼任することが多いので、職長教育と安全衛生責任者教育を組み合わせた「職長・安全衛生責任者教育」という講習があります。

これを修了することで、職長にも安全衛生責任者にもなれます。

安全衛生責任者は職長とは違うのか?

安全衛生責任者と職長は異なります。

職長の職務内容は、作業員への作業の段取り説明、労働災害防止のための安全管理などを行います。

安全衛生責任者の職務内容は、統括安全衛生責任者からの連絡に関する管理や2次、3次下請けがいる場合などの連絡・調整です。

職長は現場管理、安全衛生責任者は事業主の代理として現場の安全を担うものという感じです。

安全衛生責任者は職長になれるのか?

現在の講習は「職長・安全衛生責任者教育」となっていて職長教育を受ければ、安全衛生責任者もできます。

逆に、安全衛生責任者は職長をすることもできますが、職長は現場管理をするスキルが必要です。

そのため、安全衛生責任者が職長を兼任するというよりも、職長が安全衛生責任者を兼任することが多いです。

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