施工計画書のテンプレート(Excel)無料ダウンロード|記載事項15項目の書き方【土木工事】

施工計画書は、工事をどのような方法・体制・工程で進めるのかをまとめ、着工前に発注者へ提出する書類です。

記載する項目が多く、初めて作成する方や、毎回一から作るのが大変だと感じている方も多いのではないでしょうか。

このページでは、土木工事共通仕様書の記載事項に沿った施工計画書のExcelテンプレートを無料で配布しています。

各項目の書き方や提出時期、変更時の扱いもあわせて解説します。

施工計画書のテンプレート(Excel)無料ダウンロード

国土交通省の土木工事共通仕様書が定める記載事項15項目に沿って、シートを分けたテンプレートです。

灰色の文字で記入例を入れてあるので、上書きするだけで作成できます。

  • 表紙(当初・変更の別、監督職員の受理欄つき)と目次
  • 記載事項15項目に対応したシート構成
  • 着工月と各工種の開始月・終了月を入れるだけでバーが表示される計画工程表
  • 現場組織表、使用機械、主要資材、品質・出来形管理、緊急連絡先などの入力表
  • 目次で「記載」「省略」を選べるので、簡易な工事にも対応

施工計画書テンプレート(Excel・A4)

表紙・目次と記載事項15項目に対応した全15シート入り

施工計画書とは

施工計画書とは、受注者が工事の目的物を完成させるために必要な手順や工法、管理の方法などをまとめた計画書です。

公共工事では、共通仕様書で受注者が作成し、監督職員へ提出することが定められています。

発注者は施工計画書を見て、工事が契約図書どおりに安全かつ確実に進められるかを確認します。

提出する時期

施工計画書は、工事着手前、または施工方法が確定した時期のいずれか早いほうまでに提出するのが一般的です。

特記仕様書で提出期限が定められている場合は、その期限に従います。

変更施工計画書が必要になる場合

契約変更などで施工計画書の内容に重要な変更が生じたときは、その工事に着手する前に変更施工計画書を提出します。

変更箇所の示し方(朱書きなど)は発注者の手引きによって異なるため、事前に監督職員へ確認しましょう。

施工計画書の記載事項(15項目)

土木工事共通仕様書では、施工計画書に次の事項を記載するよう定めています。

維持工事など簡易な工事では、監督職員の承諾を得て一部を省略できる場合があります。

No 記載事項 主な内容
1 工事概要 工事名、場所、工期、工事内容(工種・数量)
2 計画工程表 工種ごとの施工期間
3 現場組織表 現場代理人・技術者の配置と役割、下請負業者
4 指定機械 設計図書で指定された機械
5 主要船舶・機械 使用する主な機械の規格・台数
6 主要資材 資材の規格・数量・品質証明の方法
7 施工方法 施工手順、主要機械、仮設備計画、工事用地
8 施工管理計画 品質管理・出来形管理・写真管理の方法
9 安全管理 安全管理体制、安全活動、災害防止対策
10 緊急時の体制及び対応 緊急連絡先と対応手順
11 交通管理 交通規制、誘導員の配置、運搬経路
12 環境対策 騒音・振動・粉じん・水質汚濁の対策
13 現場作業環境の整備 トイレ・休憩所・熱中症対策など
14 再生資源の利用の促進と建設副産物の適正処理方法 副産物の種類・量・処理方法
15 その他 官公庁への手続き、地元対応など

施工計画書の書き方

特に記載内容を迷いやすい項目について、書き方のポイントを解説します。

工事概要

契約書や設計図書と食い違いがないように、工事名・工期・請負金額を正確に転記します。

工事内容は、工種・種別・細別ごとに規格と数量を一覧にしておくと、後の工程表や資材計画と対応させやすくなります。

計画工程表

準備工から後片付けまで、工種ごとの施工期間をバーチャートで示します。

テンプレートでは開始月と終了月を入力するとバーが自動で表示されるので、工程の変更にもすぐに対応できます。

梅雨や出水期、年末年始など、施工できない期間も考慮して計画しましょう。

現場組織表

現場代理人、監理技術者または主任技術者、担当技術者などの氏名と保有資格、担当業務を記載します。

下請負業者についても、担当工種や主任技術者を整理しておきます。

下請負業者の詳細は、施工体制台帳や施工体系図と内容をそろえておくことが大切です。

施工方法

工種ごとに施工手順、使用機械、施工上の留意事項を記載します。

手順は矢印でつなぐなど、流れがひと目でわかるように書くのがコツです。

仮締切や仮設道路などの仮設備計画、資材置場や現場事務所に使う工事用地もこの項目にまとめます。

施工管理計画

品質管理、出来形管理、写真管理のそれぞれについて、管理項目・方法・頻度・規格値を記載します。

管理基準は発注者の基準書に従い、基準書の名称を明記しておくと確認がスムーズです。

安全管理と緊急時の体制

安全管理では、安全目標と安全活動の計画、重点的な災害防止対策を記載します。

緊急時の体制には、発注者・警察・消防・病院・労働基準監督署・ライフライン事業者の連絡先と、事故発生時の対応手順をまとめます。

作業ごとの安全手順はKY活動や作業手順書とあわせて整備しておきましょう。

再生資源の利用の促進と建設副産物の適正処理方法

建設発生土やコンクリート塊などの副産物について、発生量・処理方法・運搬業者・処分場を一覧にします。

産業廃棄物を処理委託する場合は、マニフェストで処理状況を管理する旨も記載しておきます。

施工計画書を作成するときのポイント

  • 特記仕様書や発注者の手引きで、独自の様式や記載事項がないかを最初に確認する
  • 過去の工事の計画書を使い回すときは、工事名・数量・連絡先の修正漏れに注意する
  • 施工方法や仮設備計画は、図面や写真を添付してわかりやすくする
  • 工程・数量・体制が変わったら、該当工事に着手する前に変更施工計画書を提出する

なお、建築工事では公共建築工事標準仕様書にもとづき、総合施工計画書と工種別の施工計画書を作成するのが一般的です。

このテンプレートは土木工事の記載事項をもとにしていますが、項目を調整すれば建築工事や民間工事の計画書にも活用できます。

施工計画書テンプレート(Excel・A4)

表紙・目次と記載事項15項目に対応した全15シート入り

あわせて準備したい書類

まとめ

施工計画書は、工事の進め方を発注者と共有し、品質と安全を確保するための重要な書類です。

土木工事では共通仕様書の15項目に沿って作成し、工事着手前までに提出します。

テンプレートを活用して、記載漏れのない施工計画書を効率よく作成してください。


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