国土交通省が改訂した最新版書式の変更点まとめ。2021年3月2日版

2021年(令和3年)3月2日に国土交通省(以下、国交省)は、施工体制台帳などの作成例を更新しました。

今回はその更新された内容をまとめてみました。

国土交通省が改訂した最新版の書式とは?2021年3月2日

国交省では以下のサイトに施工体制台帳などの書式の作成例をアップロードしています。

施工体制台帳、施工体系図等

令和3年(2021年)3月2日に改訂されたものは、2020年10月の業法改正を受けての改訂となります。

国交省のこのページには、2020年10月の時点で、「業法改正を反映した改訂した版は近日中にアップロードする」と書かれていましたが、5か月かけてやっと改訂版がアップロードされたという感じです。

今回改訂された書式は

  • 施工体制台帳(作成例)
  • 施工体系図(作成例)
  • 再下請負通知書(作成例)

の3種類です。

それぞれの変更点を解説していく前に新しく加わったものもあるので、ご紹介します。

作業員名簿の作成例がアップロードされました

そして、今回、めでたいことに初めて作業員名簿の作成例がアップロードされました。

  • 作業員名簿(作成例)

2020年10月の業法改正で施工体制台帳への作業員名簿の添付が義務付けられたことを受けてのことからだと思います。

作業員名簿は全建統一様式の第5号がスタンダードですが、全建統一様式の版もいくつも混在している状態なので、今回、国交省が作成例をアップロードしてくれたことで統一されることを願います。

改訂内容

今回の改訂内容は以下の通りです。

施工体制台帳の改訂内容

  • 監理技術者補佐の項目追加
  • 建設キャリアアップシステム(以下、CCUS)のID追加

再下請負通知書の改訂内容

  • CCUSのID追加

施工体系図の改訂内容

  • 監理技術者補佐の項目追加
  • CCUSのID追加
  • 代表者名の追加
  • 建設業許可番号の追加
  • 建設業許可の一般/特定の別の追加
  • 特定専門工事の該当の有無の追加

今回の改訂内容についてまとめ

今回の改訂は、新設された監理技術者補佐項目の追加と、CCUS対応(事業者IDや現場IDなどの項目の追加)が主ですが、施工体系図はかなり変更が加わっています。

これは、建設業法施行規則の改正によるもので、結構項目が増えています。

建設業法施行規則第十四条の六

そのかわりと言ってはなんですが、工事現場に掲げる建設業許可証の掲示義務は元請業者のみとなっています。

建設業法 第四十条

今までは、下請会社の建設業許可証も掲示しなければならなかったのですが、それが緩和されたのでかなり楽になりましたね。

作業員名簿について

そして、目玉と言ってもよい、今回アップロードされた作業員名簿ですが、かなりシンプルなものになっています。

これは、業法で指定している最低限の情報に絞られている書式なので、例えば家族の連絡先や健康診断日、血圧なんかは含まれていません。

正直、ほんとに必要?と思われるような情報もあったりしたわけですが、書式自体がそうなっていると書かざる負えないものだったので、国交省が作成してくれた作業員名簿の作成例は作成者側にとってはかなりうれしい書式と言えます。

まとめ

今回の作成例ですが、時間はかかったものの、作業員名簿の作成例がアップロードされたことで、書類作成の負担が軽減されたものだと思います。

そもそも、紙の運用自体に疑問があるわけですが、それは置いておいてもとりあえずよかったと言える改訂なのではないでしょうか。

なお、CCUSのID項目が記載されているところを見るとCCUSの認知・普及のための施策?とも思えますし、作業員名簿の作成例のダウンロードページでは、CCUSのサイトへリンク貼って、CCUSから出力する書式でもOKと書かれています。

今のところ、事業者ID、現場ID、技能者IDって何?って方が多いと思いますが、こういうことからCCUSが少しでも浸透すると良いですね。

なお、書類の作成はやっぱり大変です。

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