建設キャリアアップシステム 一人親方の場合の登録方法
建設キャリアアップシステムが義務化されるという話が出ていますが、一人親方の場合はどうすればよいのでしょうか?
登録できないとなると、一人親方は公共工事を請け負うことができなくなってしまうのでしょうか。
建設キャリアアップシステム 一人親方の場合の登録方法は?
一人親方でも建設キャリアアップシステムへの登録は可能です。
ただし、「一人親方」は事業者であり、かつ技能者でもあるので、事業者登録と技能者登録の両方について登録が必要となります。
建設キャリアアップシステムのサイト上でも以下の記載があります。
請負契約を結んで施工体制に事業者として登録される立場であれば、事業者登録をして頂く必要があります。
そうなると費用は
- 事業者登録:事業者の規模によって、5年毎に、6,000円~240万円の「事業者登録料」が必要
- 技能者登録:2,500円(インターネット申請の場合)
となります。
ただし、一人親方の場合は事業者登録費用は 無料 になっています。
でも、管理者ID利用料というものの年額費用が2,400円必要になります。
よって、必要な費用は
- 登録時に4,900円(技能者登録2,500円+管理者ID利用料2,400円)
- 初年度以降毎年2,400円(管理者ID利用料)
- 10年ごとに2,500円(技能者登録の更新?)
となります。
※2020年10月1日よりCCUS料金は値上げされましたが、今のところ一人親方には影響がない範囲での値上げとなっています。
一人親方の事業者登録の書類
建設キャリアアップシステムへの登録は結構面倒です。
一人親方でも「事業者登録」をしなければなりませんが、その際に提出が必要な書類は以下の通りです。
- 事業者確認書類として、1年以内の「納税証明書(写し)」or「所得税の確定申告書(写し)」or「個人事業の開始届(写し)」
- 国民健康保険証明書(写し)
- 国民年金証明書(写し)
- 労災保険特別加入証明書(写し)
インターネット申請の場合は、スキャンしたものをjpgファイルとして保存し送信することができます。
申請画面へ必要な情報を入力し、ところどころで上記の書類(jpg化したもの)をアップロードします。
各書類の参考ページはコチラ
建設キャリアアップシステム登録時に使える健康保険証明書類とは?
建設キャリアアップシステム登録時に使える年金保険証明書類とは?
建設キャリアアップシステム登録時に使える雇用保険証明書類とは?
一人親方の技能者登録の書類
事業者登録が完了すると、技能者の登録ができるようになります。
技能者としての登録時に必要な書類は以下の通りです。
- 本人確認書類(個人番号(マイナンバー)カード or 運転免許証)
- カード用顔写真
- 加入社会保険等証明書類
- (ある場合)登録基幹技能者証明書類
- (ある場合)保有資格証明書類
しかし、建設キャリアアップシステムへの登録はかなり面倒です。
代わりに代行で登録してくれるサービスとかやっていないのでしょうか。
一人親方の確定申告
ところで確定申告していますか?
一人親方さんの中には確定申告していない人やそもそも「それって何?」という人もいるようです。
確定申告をしていない場合に起こることは以下のサイトで詳しく説明していますので、一度目を通しておいた方が良いです。
なお、自分で確定申告するなら自動化で80%以上の時間削減ができるこういったサービスがおすすめです。
無料の確定申告自動化ソフト マネーフォワード クラウド確定申告
資金繰りに困っている一人親方に耳寄りな話
コロナの影響などから資金繰りに困っている一人親方さんが増えているようです。
借り入れじゃない事業資金調達方法としては「ファクタリング」が有名です。
でも、面倒な審査があったり、なかなかその審査が通らないという話もありますね。
ファクタリング以外に請求書の支払いを最大60日間後ろ倒しする方法があります。
しかもその方法はクレジットカードで決済するだけ、という驚きの方法。気になる方は一度チェックしてみてくださいね。