公共工事設計労務単価が最高値を更新!
令和2年3月から適用する公共工事設計労務単価が最高値を更新!
令和2年3月から適用する公共工事設計労務単価が、全国全職種単純平均で対前年度比2.5%引き上げられます。
そして、全国全職種加重平均値が20,214円と、最高値を更新しています。
とうとう、2万円の大台を突破しました。
全職種でみた労務単価
全職種でみた場合の労務単価は以下の通り
- 全国 20,214円 平成31年3月比:+2.5%
- 被災三県※ 21,966円 平成31年3月比:+2.9%
※岩手県、宮城県、福島県の東日本大震災において特に甚大な被害を受けた県。
主要12職種でみた労務単価
主要12職種での労務単価は以下の通り
職種 | 全国平均値 | 平成31年度比 |
特殊作業員 | 22,137円 | +1.90% |
普通作業員 | 18,895円 | +1.90% |
軽作業員 | 14,517円 | +2.10% |
とび工 | 24,855円 | +2.50% |
鉄筋工 | 24,807円 | +2.60% |
運転手(特殊) | 22,633円 | +1.90% |
運転手(一般) | 19,675円 | +1.90% |
型枠工 | 25,146円 | +2.60% |
大工 | 23,315円 | +2.40% |
左官 | 24,202円 | +2.60% |
交通誘導警備員A | 14,053円 | +2.40% |
交通誘導警備員B | 12,321円 | +2.20% |
鉄筋工、型枠工、左官は前年比+2.6%の上昇です。
労務単価の全国平均の伸び率
労務単価は8年連続の引き上げとなっていますが、実は全国平均の伸び率は過去8年間では最小の数値となっています。
平成26年 | 平成27年 | 平成28年 | 平成29年 | 平成30年 | 平成31年 | 令和2年 |
7.1% | 4.2% | 4.9% | 3.4% | 2.8% | 3.3% | 2.5% |
とはいえ、伸び悩んでいる産業が多い中での、労務単価上昇は建設業にとっては良い話だと思います。
情報源:
http://www.mlit.go.jp/report/press/content/001328838.pdf