全建統一様式 改訂5版と改訂6版の違いを様式別に解説|2024年10月版対応
建設現場で使用する安全書類「全建統一様式」は、改訂5版から改訂6版へと改訂が行われました。
今回の改訂では、外国人建設就労者制度の終了や法令改正、書式のデジタル化への対応など、複数の様式にわたる変更が加えられています。
本記事では、改訂5版と改訂6版の違いを様式番号ごとに整理して解説します。
目次
外国人建設就労者の従事の状況欄の削除
対象となるのは、全建統一様式第3号(施工体制台帳)と全建統一様式第1号-甲(再下請負通知書・変更届)です。
在留資格「特定活動」による外国人建設就労者受入事業が終了したことに伴い、外国人建設就労者の従事の状況(有無)を記載する欄が削除されました。
これにより、両様式の記載項目が簡素化されています。
外国人建設就労者等建設現場入場届出書の差し替え
全建統一様式第1号-甲-別紙として使用されていた「外国人建設就労者等建設現場入場届出書」も、改訂の対象となりました。
在留資格「特定活動」の終了に伴い、この届出書は「一号特定技能外国人建設現場入場届出書」に差し替えられています。
外国人労働者が現場に入場する際は、新しい届出書のフォーマットを使用する必要があります。
有機溶剤・特定化学物質等持込使用届への記載欄追加
全建統一様式第11号(有機溶剤・特定化学物質等持込使用届)には、新たに記載欄が追加されました。
追加されたのは「化学物質管理者」と「保護具着用管理責任者」の欄です。
これは、化学物質の管理体制をより明確にするための変更と考えられます。
現場で有機溶剤や特定化学物質を持ち込む場合は、これらの管理者・責任者を記載したうえで届出書を作成する必要があります。
各書式の押印欄の削除
改訂6版では、書式のデジタル化と押印省略化の流れを受けて、各書式の押印欄が大幅に削除される見直しが行われました。
これにより、電子データでの作成・提出・保管がしやすくなっています。
旧版(改訂5版)のテンプレートを使い続けると、押印欄が残ったままの書式を提出してしまう可能性があるため、改訂6版のテンプレートへの差し替えを早めに行いましょう。
改訂6版への切り替え時の注意点
改訂6版へ切り替える際は、まず社内で使用している旧版テンプレートをリストアップします。
特に、全建統一様式第1号-甲、第1号-甲-別紙、第3号、第11号は変更点があるため、優先的に確認しましょう。
また、進行中の工事については、旧版のまま継続するか改訂6版に切り替えるかを、元請業者に確認しておくことをおすすめします。
外国人労働者が在籍する現場では、入場届出書が「一号特定技能外国人建設現場入場届出書」に変更されている点に特に注意が必要です。
まとめ
改訂6版では、外国人建設就労者制度の終了に伴う項目の削除・差し替え、化学物質管理に関する記載欄の追加、押印欄の削除という4つの変更が行われました。
該当する様式を使用している場合は、早めに改訂6版のテンプレートへ切り替え、記載漏れがないか確認しておきましょう。


