AutoCAD LTの購入方法を徹底解説!安く購入する方法も
CADのソフトと言えば、AutoCAD。
そして、中小の建設会社で一番使われているのでは?と思われるのがAutoCAD LTです。
でも、AutoCAD LTを購入しようと思っても、AutodeskのサイトでAutoCAD LTが見当たりません。
この記事では、AutoCAD LTの購入方法を解説しています。
目次
AutoCAD LTとは?
AutoCAD LTは2D(2次元)専用の製図ソフトです。
LTがつかないAutoCADは3Dの製図もできるものですが、2Dしか使わない場合は、AutoCAD LTで十分です。
2D設計でのみの利用を考えているならばAutoCAD LTでも十分な設計業務が行えます。
AutoCAD LTでは、高度なカスタマイズができませんが、高度なカスタマイズとは、APIやLISP、VBAでプログラムを作成したり、AutoCADストアなどからダウンロードしたアドオン アプリケーションを利用することです。
プログラミングをして自動化などの活用をしているならAutoCADでなければできませんが、そういったことをしていないのであればAutoCAD LTで十分です。
機能の違いとしては、AutoCAD LTでは
- 3Dモデリングができない
- LISPが使えない
というところですが、何よりも大きな違いは
AutoCADよりも安い
というのがLTの最大の特徴です。
AutoCADは1年間/220,000円です、AutoCAD LTは1年間/68,200円です。
そんな、AutoCAD LTは多くの建設会社でも導入されているものです。
AutoCAD LTの購入方法
2Dしか使わない人であれば、とてもお得なAutoCAD LTですが、実は、2021年6月に新規販売が終了しており現在は販売されていません。
そのため、今からAutoCAD LTを購入することはできないのです。
ですが、AutoCAD LTと同じものを購入することができます。
それも、いままでのLTでは3Dは取り扱うことはできなかったのですが、3D モデリングおよびビジュアライゼーションも使えるようになっています。
要するに実質値下げされた、といえるわけです。
そのAutoCAD LTに替わる製品がAutoCADです。
ん?
と思った方もいると思いますが、実はAutoCAD LTという名称がなくなって、AutoCADとなったのです。
よって、AutoCAD LTを購入したい方は、AutoCADを購入すれば良いのです。
それに合わせて、上位製品である業種別ツールセットを含んだ、AutoCAD Plus (AutoCAD including specialized toolsets)が新しくラインナップされました。
AutoCAD とAutoCAD Plusの違い
AutoCAD とAutoCAD Plusの機能の違いは以下の通り。
AutoCADの機能:
- 2D ジオメトリの作成と編集
- ソリッド、サーフェス、メッシュ オブジェクトを使用して 3D モデルを作成し編集
- テキスト、寸法値、引出線、表を使用して図面に注釈付け
- アドオン アプリケーションや API を使用したカスタマイズ
- リボンやツール パレットのカスタマイズ
- オブジェクト データを表に抽出
- PDF ファイルからデータをアタッチして読み込み
- DGN ファイル、Navisworks、Bing マップのデータを共有して使用
- CAD 標準仕様を適用して準拠状態を確認
AutoCAD Plusの機能:
- 2D ジオメトリの作成と編集
- ソリッド、サーフェス、メッシュ オブジェクトを使用して 3D モデルを作成し編集
- テキスト、寸法値、引出線、表を使用して図面に注釈付け
- アドオン アプリケーションや API を使用したカスタマイズ
- リボンやツール パレットのカスタマイズ
- オブジェクト データを表に抽出
- PDF ファイルからデータをアタッチして読み込み
- DGN ファイル、Navisworks、Bing マップのデータを共有して使用
- CAD 標準仕様を適用して準拠状態を確認
- Mechanical ツールセット
700,000 点以上の標準パーツとフィーチャを使用してより正確な図面を作成 - Architecture ツールセット
8,500 点以上の建築コンポーネントのライブラリ(マルチレベル ブロックを含む)を装備 - Electrical ツールセット
AS、GB、IEC、IEC-60617、JIC、JIS、NFPA、IEEE の各規格に対応した 65,000 点を超えるインテリジェントな電気制御設計シンボル ライブラリを装備 - Map 3D ツールセット
DGN ファイル、Navisworks、Bing マップのマップ データを共有して使用 - MEP ツールセット(日本語未対応)
AIA 2nd Edition、BS1192 Descriptive、BS1192 – AUG Version 2 標準、DIN 276、ISYBAU Long Format、ISYBAU Short Format、STLB の各レイヤ規格に対応した 10,500 点を超えるインテリジェントな MEP オブジェクトを使用 - Plant 3D ツールセット
ANSI や DIN など 40 種類の規格に対応した 400 点を超えるインテリジェントなプラントオブジェクト ライブラリ(機器テンプレート、サポート テンプレート、構造部材などを含む)を装備 - Raster Design ツールセット
ラスターイメージから DWG オブジェクトへの変換をサポートする専用ツールを使用して、使い慣れた AutoCAD 環境でスキャン図面を編集
見ての通り、AutoCADとAutoCAD Plusの違いは、ツールセットが含まれているか、いないかの違いとなります。
AutoCAD LTを安く購入する方法
先に説明した通り、現在AutoCAD LTは購入することができないのでAutoCADを購入することになります。
で、このAutoCADですが、知らない人が多いのですが、実は不定期でキャンペーンをしています。
キャンペーン期間に購入すると最大で30%もお得に購入することができる場合があります。
もちろんタイミングが合わないと、ではありますが、タイミングが合えば安く買えます。
↓こちら↓からキャンペーンの確認ができるので、このページをブックマークして、定期的にチェックしてみてください。