1級技士補49,092人、2級技士補79,047人が誕生しました

1級技士補49,092人、2級技士補79,047人が誕生!

監理技士の試験制度が変更となって初めてとなる2021年度の試験で技士補が誕生しています。

  • 1級の技士補で49,092人
  • 2級の技士補で79,047人

です。

以前の技術検定は学科と実地に分かれていて、学科に合格しても特に資格的なものはありませんでしたが、2021年に技術検定が変更され

  • 学科→第一次検定
  • 実地→第二次検定

へと変更されました。

そして、第一次検定に合格すると技士補の資格を取得できるようになりました。

2級の技士補についてはほとんど意味はありませんが、1級の技士補になると条件はありますが、1級技士と同等の仕事ができるようになるので、かなり大きな変更です。

技士補の合格者数内訳

技士補の合格者数ですが、以下の通りの内訳になっています。

1級技士補 2級技士補
土木 22,851 32,105
建築 8,025 20,688
電気工事 7,993 7,011
管工事 3,792 8,295
電気通信工事 4,730 4,116
造園 1,080 2,363
建設機械 621 4,469

土木が圧倒的に多いですが、これはどういうわけなんでしょうね。

なお、2級技士補の数が全体的に半端ないですが、その理由は2020年度の前期の試験が中止されたための反動とされているようですが、2級技士補は17歳以上であれば実務経験のない高校生でも受験ができるようになっていることも影響しているのではないかと思われます。

技士補の制度はメリットがあるのか

もともとこの検定制度改定は技士不足への危機感からのものだったはず。

そう考えた場合、今回の受験者数である

  • 1級第1次検定:10万4252人(前年度比10.6%増)
  • 1級第2次検定:6万0487人(前年度比6.5%減)
  • 2級第1次検定:13万6851人(前年度比37.3%増)
  • 2級第2次検定:7万0992人(前年度比24.2%増)

というのは一定の成果(受験者数が増えて、技士や技士補の資格者が増える)をあげているといえそうです。

この手の制度改定は今後も拡げていけば建設業の未来も明るくなるのではないでしょうか。

今回の記事は建通新聞の記事を参考に書きました。


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