新規入場時教育(新規入場者教育)と送り出し教育の違いとは?
よくある質問として、新規入場時教育と送り出し教育には違いがあるのか?というものがあります。
今回はその違いについての内容です。
目次
新規入場時教育(新規入場者教育)と送り出し教育の違いとは?
「新規入場時教育」は下請け業者の作業員に所定の安全衛生教育をすることです。
「送り出し教育」は法律に規定されているわけではないですが、労働安全衛生法に定められた作業内容変更時の教育にあたり、事業者が作業員を新規現場に送り出す前の現場の状況を予知し、「新規入場時教育」の前に潜在している危険の芽を把握することを目的とした教育です。
送り出し教育のメリットは?
送り出し教育を実施することで、新規入場時教育の内容を簡略化することができ、現場における教育時間が短縮され、職長が現場を離れる時間を短縮することができます。
必ずやらなければならないものではありませんが、現場の状況やルールを事前に知ってもらうことで、現場に入ってからの業務をスムーズにしたり、安全で事故のない現場作りのためにやっておくことが推奨されます。
送り出し教育のフォーマットは?
送り出し教育のフォーマットは特に決まっていませんが、最低でも
- 工事概要
- 作業所のタイムスケジュール
- 元請会社、作業所のルール
- 現場の特徴、注意点
あたりは押さえておきたいポイントです。
なお、送り出し教育実施の報告は、「全建統一様式第7号 新規入場時等教育実施報告書」を使って報告してもらえば問題ないでしょう。
新規入場時教育と新規入場者教育の違いとは?
新規入場時教育と新規入場者教育の違いは特にありません。
入場時なのか入場者なのかの「時」と「者」の違いくらいです。
新規入場者教育のアンケートの書き方とは?
「新規入場者調査票(新規入場者教育時アンケート)」は、一次下請負以下の会社が作成する書類です。
新規入場者調査票は、全建統一様式の参考様式第4号としてフォーマットがあります。
書き方については、簡単な説明をしていますので、以下の記事をご覧ください。