全建統一様式とは?参考様式とは?最新版、改訂版について
全建統一様式とは
全建統一様式とは、全国建設業協会が発行している建設現場における災害の未然防止等の観点から、関係法令遵守上最低限必要と思われる様式のことです。
公共、民間両方の工事で使用されています。
平成7年に初版が発行され、現在は令和2年3月1日に改訂された、「改訂4版補訂版」になっています。
※平成28年9月2日に改訂されたものの名称も「改訂4版補訂版」なので、紛らわしいですね。
建設現場で提出する書類は、必ずしも全建統一様式を使用する必要はありませんが、一から作るのは大変ですし、項目が不足していると意味がありませんので、基本的には全建統一様式を利用している業者が大半です。
デファクトスタンダードになっています。
元請け業者によっては、オリジナルの書式を作っているところもありますので、その場合は、元請け業者の指示に従えば大丈夫です。
全建統一様式の種類
全建統一様式は全部で11号、11種類あります。
別紙等を含めると以下14種類になります。
- 様式第1号-甲 再下請負通知書(変更届)
- 様式第1号-甲-別紙 外国人建設就労者現場入場届書
- 様式第1号-乙 下請負業者編成表
- 様式第2号 施工体台帳作成建設工事の通知
- 様式第3号 施工体制台帳
- 様式第4号 工事作業所災害防止協議会兼施工体系図
- 様式第5号 作業員名簿
- 様式第5号-別紙 社会保険加入状況
- 様式第6号 工事安全衛生計画書
- 様式第7号 新規入場時等教育実施報告書
- 様式第8号 安全ミーティング報告書
- 様式第9号 [ 移動式クレーン / 車両系建設機械 等 ] 使用届
- 様式第10号 持込機械届済証
- 様式第11号 有機溶剤・特定化学物質等持込使用届
参考様式とは?
参考様式とは、全建統一様式の補助的な様式です。
要は必要な場合に使用する様式なので、必ずしも使わなければならないものではありません。
参考様式の種類
参考様式は以下9号まで、9種類あります。
- 参考様式第1号 施工体制台帳(工事担当技術者)
- 参考様式第2号 施工体制台帳(管理(主任)技術者用名札)
- 参考様式第3号 安全衛生計画書
- 参考様式第4号 新規入場者調査票
- 参考様式第5号 作業間連絡調整書
- 参考様式第6号 持込機械等 [ 電動工具 / 電気溶接機 等 ] 使用届
- 参考様式第7号 持込機械届済証
- 参考様式第8号 工事 / 通勤 用車両届
- 参考様式第9号 火気使用願
全建統一様式の改訂履歴
- 初版 平成7年7月10日
- 改訂1版 平成11年10月1日
- 改訂2版 平成18年4月1日
- 改訂3版 平成24年8月1日
- 改訂4版 平成27年3月16日
- 改訂4版補訂版 平成28年9月2日
- 改訂4版補訂版 令和2年3月1日